公立中学高校での特別授業「房総すごい人図鑑」始動!

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(2019/4/26記)
房総メディアエデュケーションプロジェクト(発起人:磯木淳寛)は、いすみ市の3つの公立中高生と取り組む、「問い」を起点に考える力をつけ、地域を発信するプロジェクトです。2017年度より、生徒一人ひとりを主人公にする、教育を核にした地方創生のための新しいカリキュラムとして有志数名で取り組んでいます。

総合学習の時間などを使ったアクティブラーニング式の特別授業のなかで、生徒が地域に住む大人たちにインタビューし、「人と仕事」をテーマにしてwebサイト『房総すごい人図鑑』も作りました。2018年度はいすみ市ふるさと人財育成モデル事業を採択し、冊子も作成。岬ふれあい会館で行われた「いすみローカル起業フォーラム」では代表生徒による発表も2年続けて行ってきました。
ほか、岬中学校の隣の喫茶店の休業日を借りての中学生専用自習室、地域資源を活用した商品開発にも取り組んでいます。

これからも地域に根差し、生徒の多様な価値観を育み、地域をより愉快で楽しい場所にしていくことを目指しています。

※(2018/10/4記)こちらのnoteでも『房総すごい人図鑑』について書いています。
https://note.mu/pennahito/n/ndaa7c806455e

(2018/3/1記)
2017年の晩夏から、いすみ市岬中学校で、先生や仲間たちと一緒に地域メディアづくりの授業を始めました。
テーマは「人と仕事」で、生徒88人が地域の大人たちをインタビューして、地域の人物図鑑を制作するというものです。

やっていることは、インタビューの事前準備として生徒自ら主体的に「問い」を作りまとめていくことと、インタビュー相手の仕事や活動テーマから、それに対する「謎」を自由な思考で広げてみること。
目的には、生徒が‟働く大人の真剣な思いや夢、働くことの楽しさ”に触れること。地域と繋がること。考える筋肉と主体性を育むこと。同時に、地域を発信することです。(もりだくさんです)

http://boso-sugoihito.net/

また、『房総すごい人図鑑』というネーミングには、「すごい人は遠くにばかりではなく、自分の住む地域にもたくさんいる」ということを知ってほしいという思いを込めました。(これは、「小商いで自由にくらす」で思いを深めました)

メディアづくりには、テーマ、取材相手、取材する人、編集方針など、無限の組み合わせがあるわけですが、地方の物語を編むライター・イン・レジデンス『Local Write』でも「誰に何をどのように書くのか」の手前の「誰が書くのか」を大切にしてきたように、まずインタビューする人とインタビューを受ける人をどう繋げて、どう発信するのか。誰になにを聞くのか。地域メディアの在り方としてもっともインパクトがあるやり方はどんなものか。メディアを使って地域そのものを豊かにするにはどんなやり方があるか。生徒の学びに繋がる取材相手は誰か?。
などなど、ただのメディアづくり、ただの情報発信にならずに、「生徒の学び」と「地域内の繋がり作り」と「地域の情報発信」を循環させて最大限の豊かさをそこから生み出すには?ということを考えて、そのひとつの答えとして作ったつもりです。(目的が盛りだくさんなのは、これらを全部くっつけているからです)

…そんな裏側のあれこれはともかく、「LOCALWRITE」で参加者から学ばせてもらっているのと同様、生徒たちからもたくさんのことを学ばせてもらっています。ていうかただただシンプルにものすごく楽しい。
そんな、集中力よりも瞬発力な生徒たちの書いた原稿はこれからアップされていきますが(現在奮闘中)、まずは、授業風景のレポートを読んで頂けますのでぜひ!
http://boso-sugoihito.net/

そして地元の皆様、どうぞ温か~い目で見守ってください!
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先生方、仲間たち、取材させて頂いた皆様、たくさんのご協力で成り立っています。

授業サポート/ロゴデザイン:シミキョウ 清水京子 (Kyoko Shimizu)
ライティング(授業レポート)/撮影/授業サポート:椎葉 康祐 (Kosuke Shiiba)
授業サポート:Aiko Shigeno Tanaka
動画制作/撮影/授業サポート:Yuki Takanami
授業サポート/動画制作サポート/バックヤード: 西田 彩夏 (Ayaka nishida)
授業サポート: たん たん

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