『LOCAL WRITE』~長野県塩尻市 日本の伝統工藝を未来につなぐ、「伝え手」と「作り手」になる合宿型プログラム「awaIntern」~

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『LOCAL WRITE』~長野県塩尻市での4日間~
2024年8月3日(土)~6日(火)

地方を舞台として、まちに滞在しながら情報発信を学び、実践をおこなう『LOCAL WRITE(ローカルライト)』。今回は長野県塩尻市で、日本の伝統工藝を未来につなぐ、「伝え手」と「作り手」になる合宿型プログラム「awaIntern」の一環の「writer in 産地」としておこなうことになりました。

※「awaIntern」の詳細説明はコチラ(https://sanchi-edit.com/news-list/2024/06/20/awaintern/)に譲りますが、ここでは「awaIntern」の一環としておこなう「writer in 産地」(※内容はこれまでの『LOCAL WRITE』と基本的に同じです)について書いていきます。

開催地は長野県塩尻市。初めての長野県での開催は、塩尻市とその周辺に住む職人さんについて書き綴る4日間のプログラムとなります。

LOCAL WRITE』は、「地方に興味のある人/発信力を身につけたい人を対象とした合宿スタイルの実践講座」として、これまで全国で開催。参加者は開催地に住む取材対象者を取材/執筆し、その原稿はwebマガジン『greenz.jp』『reallocal』『sumika』などに掲載されてきました。また、地域の取組みを発信する冊子の編集と制作を行ったこともありました。

【過去参加者が執筆した掲載記事】
http://isokiatsuhiro.com/category/project/article/

長野県、塩尻市(木曽平沢)とは?

 

木曽漆器の産地や国の重要伝統的建造物群保存区域としても知られる木曽平沢。今も残る美しい「重伝建」と「漆工」の町です。町を歩くと、伝統的な木造建築が建ち並ぶ、美しい街並みを目にすることができます。
その家々の多くは、住居であるとともに、漆藝職人がものづくりを営む工房としても使われています。 花を生けたり、美しく整えられた日本式のお庭があったり、季節ごとの習わしを今も大切にしていたり。
日本的な暮らしとものづくりが一体となっている木曽平沢の町は、素朴な生活美を感じられる、職人の町です。

参加者がwebメディア『塩尻関係人口ポータル のりしお』のライターに

今回の『LOCAL WRITE』では、これまでと同じく、4日間でライティングのワークおよび、本番の取材と執筆まで行いますが、その記事をwebマガジン『塩尻関係人口ポータル のりしお』に掲載できればと思っています。

※『塩尻関係人口ポータル のりしお』は、塩尻市内外の誰でも参加できる、塩尻を「まなぶ」、塩尻に「かかわる」、塩尻で「はたらく」の3カテゴリーに関する情報を紹介していく塩尻市の公式サイトです。

https://shiojiri-city.note.jp/

地方に滞在し、働く人の実際を知るだけではなく、Webマガジンに原稿が掲載されることは書き手としての経験値の向上と実績にもなりますので、書き手としてスキルアップしたい人もぜひご参加ください。

参加者同士、また、木曽平沢で活動するさまざまな人との繋がりは、今後の財産ともなるはずです。かかわりの中でローカルの楽しみを見つけたい人、聞いて書くこのの楽しさを肌で感じたい方、たくさんの方の応募を楽しみにお待ちしています。

こんな方が対象です

・地域の魅力を発信するためのヒントを得たい人

・書くことを仕事やライフワークにしたい学生・社会人

・編集者やライターという仕事に興味のある人

・地方の仕事と暮らし方に興味のある人

文章をこれまでにほとんど書いたことがない人には、少し難しい内容かもしれません。

■簡単な流れ

 1日目 :

・講座「地域を発信するということ」

・講座「なにを考えて取材する?書く?」

WS「問いをつくるワークショップ」

WS「文章ワークショップ」

 2日目 :

・インタビュー実践

WS「自分らしさの表現のために」

WS「会話と取材」

WS「自由な思考の方法」

 3日目 :

・講座「取材前にすること」

・地域に住むかたへの取材/執筆

・取材の振り返り

・執筆

 4日目 :

・執筆

・講座「メディアリテラシー」

4日間の振り返り

上記はあくまでも一例の抜粋であり、内容はフレキシブルに変化します。

期間中に取材の仕方を学び、地域に住むかたへの取材と執筆後、実際に掲載となります。(もちろん内容次第です!) 取材先は主催者がアレンジいたします。

■開催概要

【日時】 2024年8月3日(土)~6日(火)

集合 8/3(土)13:30頃 JR木曽平沢駅

解散 8/6(火13:00

詳細は参加決定後のメールにてご連絡します。

【会場】日々別荘(長野県塩尻市木曽平沢1587)※宿泊費無料。塩尻市協働のまちづくり基金より補助をいただいているため、宿泊費等がかかっていません。

【参加費】 44,000円(税込)
別途、各自食費がかかります。

【定員】 6
お申し込み多数の場合は、お申込内容から選考いたします。

【持ち物】

・ノート、筆記用具、パソコン

・その他宿泊用品(洗面用具、着替え、寝巻き、ハブラシ、防寒着、etc)など

※フェイスタオル、バスタオル、ヘアドライヤーはあります。

wifiあり。洗濯機使用可。

トイレとお風呂と台所は共同。

 

■お申込み

 

下記googleフォームよりお申込みください。※「writer in 産地」でお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScZgqc7QaycyzUhJxZ0ylTVk7aN-h2idsz8TC4CjouVeemETQ/viewform

 

【申込〆切】

2024年715日(月)いっぱいまで

今回の参加が難しい方は、次回の開催等をこちらのfacebookページでも告知しますので、どうぞご確認ください。

https://www.facebook.com/localwriting/

【免責事項】

・近隣住民への迷惑になる行為および、ほかの建物や器物損壊、その他ご滞在頂くことが不適と判断させて頂いた場合には、期間中でも、滞在を終了とさせていただきます。また、器物損壊があった場合には実費をお支払い頂きます。

・現地までの交通費や食事等、滞在中にかかる費用は各自でのご負担となります。

・滞在中の様子は、LOCAL WRITEのホームページやfacebookページ、今後のレポートなどに掲載されることを予めご了承ください。

■講師紹介

磯木淳寛(いそきあつひろ)

一般社団法人picobirds代表/房総メディアエデュケーションプロジェクト発起人

「問い」を起点に学ぶ知的冒険授業「自由の教室」「房総すごい人図鑑」を開発し、公立中学高校で実施。生徒発案のアイデア実現と地域のストーリーを題材にした商品開発にも取り組む。ローカルの現場を多数取材してきた知見と活動経験を活かし、大学や自治体での特別講師をはじめ、地域ブランディングや企画構想、地域の教育についてファシリテーターや講演多数。地域の魅力発信と関係人口の創出をテーマとした合宿型ワークショップ「LOCAL WRITE」を2015年より全国で開催。ほか、地方自治体や企業でのライティングワークショップも受託。執筆媒体は雑誌『ソトコト』『TURNS』『BE-PAL』ほか。
千葉県教育委員会主催『学びの「総合力・体験力」コンテスト』優秀賞受賞。著書『「小商い」で自由にくらす』(イカロス出版)は、Amazonの「社会と文化」「経済学」の2部門で1位。取材執筆した書籍に『勉強しなさいより一緒にゲームしない?』(岩田拓真著/主婦と生活社)。
http://isokiatsuhiro.com

■開催場所

日々別荘
漆器の商売で財を成した手塚家の別荘として1931年に建てられた、和洋折衷の美しい古民家を一棟貸しの宿としてリノベーション。当時は地域の方々が和歌や茶道などを学ぶ文化拠点でもあった少し特別な記憶の残る場所です。今回は特別に、writer in産地の滞在執筆拠点として4日間貸し切ってお使いいただけます。宿泊滞在費も無料です。※塩尻市協働のまちづくり基金より補助をいただいているため、宿泊費等がかかっていません。
https://hibi-besso.jp/

 

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開催にあたって

ライターとして仕事を始めてから、たくさんの人に会い、お話を聞いてきました。

心に残る出会いも多く、様々な生き方や考え方に触れて、「世の中はなんと多様で面白いんだろう」と感じています。

取材を通じてそうした人と出会ったことは財産であり、間違いなく、今現在のぼく自身というものはそうした様々な人たちとの出会いによって作られたと思います。

簡潔に言ってしまうと「取材をして原稿を書く」というのがライターの仕事です。しかし、実際に原稿に書くことができるのは、記事の方向性や現実的な文字数の制限もあって、ほとんどの場合、取材で聞いたお話の半分にも満たないものです。

つまり、すごくいい話を取材でお聞きして、一番トクをしているのは実は取材に立ち会っているライター自身なのです。

そんな風に感じているうち、この興奮と学びと出会いと喜びをもっと多くの人(とくにこれから考え方の土台をつくっていく若い人)に体験してもらいたいと思うようになりました。

画面上からでも、きれいにまとまった情報が簡単に手に入れることもできますが、生身の人間を目の前にしたときの情報量にはまったくかないません。興奮と学びと出会いと喜びを得られるのも、現場で一時情報に触れたときだけです。

人が発したものであれ、文字であれ、

「ことば」に影響を受けずにきた人はいません。

「ことば」は人に影響を与え、

「ことば」は未来をつくります。

LOCAL WRITE-地域の物語を編む4日間』は、【人や地方の多様性に触れることで、世の中の面白さを再確認するきっかけをつくること】そして、【感性と品性とスキルのある未来の書き手を育み、世の中をちょっとだけやわらかくする】ことに取り組みます。

また、地方に興味がある人なら、そこに住み、なんらかの活動を行っている人へのインタビューは、暮らしのリアルを知り、活動そのものにもきっと刺激を受けるはずです。そして、希望者は実際に取材をおこなったうえでwebマガジンに原稿を掲載することもできますので、ライターを仕事にしたい人はこれをひとつのきっかけにすることもできるかもしれません。

なお、この企画は、文章技術や作文技術ではなく、幹になる視点と思考にフォーカスを当てています。技術だけではよい文章は書けませんが、視点と思考を身につけると、実に多様で他の誰にも書けない、その人らしい素晴しい文章が書けるようになるからです。そして、この視点と思考は、文章を書くことだけでなく、あらゆる分野に応用可能なものです。これらを手と頭と足を使い、現場で考えていきます。

対象は、

「地域の魅力を発信するためのヒントを得たい人」

「書くことを仕事やライフワークにしたい学生・社会人」

「編集者やライターという仕事に興味のある人」

「地方の仕事と暮らし方に興味のある人」

です。

始めた人にだけ始まるストーリーが、きっとあるはずです。

これまでも面白い方々にたくさんご参加頂きました。今回もどんな方にお会いできるか、とても楽しみにしています。(磯木淳寛)

頂いた質問へのおこたえ

これまでに、参加を検討された方からの質問に回答させて頂いたものを再編集して記載します。

Q.

インタビューやライティングを仕事として経験したことがありません。興味はあるのですが、参加申し込みをしても大丈夫か不安です。

A.

これまでご参加頂いた方は、実際に仕事経験のある人よりも、そうでない人の方が圧倒的に多いです。それでも4日間のワークによって伸びる人は物凄く実力を伸ばしていきました。例えば、未経験の参加者の書いた原稿がwebマガジンgreenz.jpsumikaに掲載され、週間1位、月間1位、年間ベストテンに複数入るなどしています。「インタビューやライティングに対しての前向きな好奇心がある」と言える方であれば大丈夫です。

Q.

それなりの金銭的・時間的投資にもなるので、それに見合った学びを得られるか気になっています。

A.

金銭面・時間面に関して、よそのいろいろな講座の相場は大体「12時間×5日で36000円」くらいのようです。1時間あたりに直すと3600円になり、参加者も多く、内容も講師の話を聞く座学が中心かと思います。

一方、LOCAL WRITE4日間で24時間程度はやりますが44000円なので、1時間あたり1833円です。また、小人数制(最大で6人)なので学びは深くなり、現場に出かけて行っての実践取材もあります。実際に取材して書くことで得られるものは多く、結果として実力がつくので、参加者の何人かにはその後個人的にお仕事の発注もさせて頂いています。

Q.

LOCAL WRITEに参加することで、磯木さんの本や記事の焼き直しのようにはならないでしょうか?

A.

意図的に真似したらそうなると思いますが、そうでない限りLOCAL WRITEでは、まず、だれもが自分だけの文章を書けるようになります。なぜなら、それを目的にしているからです。文章を書くということは自由なことであるべきですし、そうでないと、書く人も読む人も面白くありません。ですから、LOCAL WRITEでやっている内容は多分、ほかのライティング講座と結構違うかもしれません。わかりやすいフレームにはめることもしません。

これまでの参加者も本当にその人らしい文章を書きあげましたし、そういう文章を読んだとき、ぼくは本当に感動します。文章は、みんながひとつの同じ頂上を目指すようなものではなく、みんながそれぞれの思う良いものに近づけていくことだとぼくは思っています。

Q.

書くことを学んで、自分の地域について取材して記事を書けたらいいな、と思っています。取材先選定アポ取りのところも、勉強したいなと思っているのですが学べますか?

A.

取材先選定アポ取りの方法や手段はその時のパターンによっていろいろ違いますが、基本的には掲載媒体に合う取材先を選定してアポを取るという割とシンプルなものです。このあたりはご参加頂いたときに直接聞いてもらえたら具体的な質問に対してこちらもより具体的なことを伝えられるかなと思います。ほかの参加者も知りたいかもしれないので、一緒にお伝えさせて頂きます。

◆開催パートナー・地域の募集◆

LOCAL WRITE』はこれまでに関東、関西、北陸、九州(2024/7月時点)で開催してきました。

参加者は毎回34日の期間でライティングについて学び、まちに触れ、人を知り、仲間を作り、最終的に原稿を仕上げていきます。まちにとっては取材対象とまちそのものを公報し、開催地と縁のある人を増やすという側面があり、参加者にとっては地域での暮らしや仕事を知り、書き手としてのスキルを育むという側面があります。地域の方の参加ももちろんOKです。

たとえば、「外部の目線で地域を発信したい」「webマガジンで公報したい」「地域の刊行物を作りたい」「地域の食に光を当てたい」といった方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらからお問い合わせください。

contact

◆最新情報はfacebookページでも発信しています◆

https://www.facebook.com/localwriting/

今回の参加が難しい方は、次回の開催等をこちらのfacebookページでも告知しますので、どうぞご確認ください。

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